風薫る5月、いかがお過ごしでしょうか?
5月中旬(5/12)には、アメリカ・コロラド州で積雪。
友人が思わず、"No Snowing!"と叫んでしまう心境、お察しします。
さて、2月のValentine's Day以降、まったくブログに手つかずの状態が続いておりました。。。
認めたい記事は豊富にあるのですが、会社から帰宅後も子育てが待っており、なかなか一人ゆっくりとパソコンに向かう時間はとれないのが現状です。
加えて、今年度は保育園の保護者会役員を務めさせていただいているのですが、ママ友曰く「一番忙しい人に一番忙しい役回りになっちゃったね」と。。。
担当は会計なのですが、年間収支の把握にはじまり、いかに銀行の窓口に行かずして業務を遂行出来るか模索する日々が続いていました。
ボランティアですから、可能な限り効率化させたいのが本音です。
今は改善が完了して、少し余裕が出てきたところです(笑)
よって、久し振りのブログなう♪
4月中旬、庄司紗矢香さんとメナヘム・プレスラー(Menahem Pressler)のデュオ・リサイタルに行って参りました。
紗矢香さんが30代となられていたことに驚愕しましたが(勝手に20代前半と認識)、ピアニストのメナヘムさんは御歳90!
卒寿ですよ、卒寿!
まさに巨匠とは彼に相応しい言葉ではないでしょうか。
巨匠メナヘム氏のピアノには圧倒されました!!
ピアノを弾く体力、集中力、そして、中でも読譜されていたことにも感動!
当日、ヴァイオリンの師も鑑賞されていたのですが、巨匠は確認レベルで読譜をされていたのではないかと。
なるほど!
日々8時間を練習に費やし(アメリカのサイトに記載ありました)、数多くのコンサートを経験されている巨匠メナヘム氏にとっての譜面は確認作業に用いるだけで良いのかもしれませんね。
また、自分が「老眼」と認めてしまったら、体はそれに応答しようとするのかもしれないのではないかという危機感。
体が甘んじるとでも言いましょうか、年齢を理由にエクスキューズしてはいけないのだと思いました。
90歳になっても私自身もヴァイオリンを奏でていたい!
そして、その年齢にしか出せない音を追及したいものです。
さて、庄司紗矢香とは、パガニーニ国際コンクールにおいて、史上最年少かつ日本人初優勝を成し遂げた世界的にもトップレベルのヴァイオリニスト。
巨匠との協演では、お互いの音を尊重し合いながら奏でており、音色も温かく、ほっこりとさせてくれました。
彼女は緻密に計算しつくした上で音を出される慎重派ではないかと推測。
だからといって決して神経質な音ではなく、計算された中での余裕にも似たエッセンスが加わっている音色という印象でした。
ライヴを聴き終え、今後の彼女の音の成長や変化が楽しみとなりました。
いつかオーケストラと協演する紗矢香さんの演奏をライヴで聴いてみたいです♪
【曲目】
モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ変ロ長調K.454
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲イ長調op.162 D.574
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番ニ長調op.137-1 D.384
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番ト長調「雨の歌」op.78
【アンコール曲】
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ショパン:夜想曲第20番(プレスラーソロ)
ブラームス:愛のワルツ
ショパン:マズルカop.17-4(プレスラーソロ)